アサリちゃんは猫である。

生産性のない専業主婦がおくる日常系ブログ➕猫

アサリ劇場『私の中では春の季語は“おでん”』

みなさまおはこんばんちわ!!!

アサリの母です!!!

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いやー、春ですね!!昼間は20°位でちょっと暑いのに朝と夜は肌寒い、それが春!!!

しかもアサリの母は超重度の花粉SHOW(花粉症)

学生時代にニューヨークに住んでいた時は花粉症じゃなかったんですけどね(大嘘)

あと、パリで美術品の修復師をしている時も花粉症じゃなかったっけ♡(大嘘)

そんなアサリの母から花粉症に効果抜群の方法を教えましょう!! !!

病院行け!!!!

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民間療法なんてクソ喰らえだ!!!
訳分からん果物食べて治るなら医者いらねーよ!!!!

だ!か!ら!ちょっとでも体調の異変を感じたら、病院だ!!!!

以上、厚生非労働大臣のアサリの母からのありがたいお言葉でした 。

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さてさて、おふざけはここまで。

♪ここからはアサリ劇場♪

私の中では春の季語は“おでん”

をお楽しみください♪

あれは、まだ私が小さくて世の中の事なんて何にも知らなかった時の話です(今も比較的無知)

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季節はちょうど今頃、朝と夜は寒く昼間は暑い

そんな何の変哲もないある日、学校の給食に“おでん”がでたのです

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私は“おでん”が比較的好きだった、卵とちくわとさつま揚げがあればご飯一升は軽くいけた

しかし、私の隣の席の山岸くんは違った

山岸くんは「おでんで米食うとかお前ら百姓の子だな!!」

と、訳のわからない暴言を吐いていた

しかしここは学校、自宅なら許されるお残しは学校では許されない

山岸くんは、銀の深皿によそわれた“おでん”をじっと見つめていた

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私は大好物の“おでん”とご飯とりんごサラダと牛乳を必死でかき込んでいた

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口の中にへばり付いた卵の黄身を牛乳で流し込んでいる時、私の目には驚きの光景が飛び込んできた

なんと、山岸くんの“おでん”の皿が空になっていた

「おかしい、私が山岸くんの“おでん”を確認してから30秒も経っていない。嫌いな“おでん”をこんな短時間で食べれるわけがない。」と心の中で捲し立てた

山岸くんの顔は“おでん”を食べきった安堵感ではなく、どこか緊張していた

この緊張感の正体が分かるのに、そう時間はかからなかった

帰りの会が終わり、みんながランドセルを各々背をっていた

しかし、山岸くんはランドセルを背負わず、ただじっと給食袋を見つめていた

私も山岸くんの給食袋を見た

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「え、給食袋びちゃびちゃやん,,,.。」

私は声にならない声を発した

そう、あろうことか山岸くんは給食のとき一瞬の隙をついて“おでん”給食袋にぶち込んだのだ

最初は完全犯罪だったが、時間と共に“おでんの汁”という名のアリバイが染み出してきてしまったのだ

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泣きながら先生に怒られる山岸くんを横目に私は長い家路へと足を向けた。

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今日のアサリちゃん

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