みなさまおはこんばちわ!!!
アサリの母です!!!
今日は、ちょっと昔話を交えたお話をいたします
このお話の始まりは、今から数十年前
私が小学1年生の時です
テレビでたまたまピアノの演奏を見て衝撃を受けたのです
美しい音色
煌びやかな衣装
黒く荘厳なピアノ
どれも私の住んでいるド田舎には無縁なもののように見えました
私は早速、父と母に「ピアノを習いたい!!!」と言いました
すると、父と母は「ええよ!!」と一つ返事で、あっさりと了承してくれました
それから数日後には、我が家にピアノがやってきました
メーカーは“KAWAI”といい、凄く良いやつみたいで
購入したのは父でも母でもなく祖父でした
それから私は同級生の母親にピアノを習い
来る日も来る日もピアノの練習を“せず“
手にマメができる“ことも無く”
ダラダラと約十年間
毎月毎月、月謝を払い
ピアノの発表会でも失敗を重ねてきました
なぜ、私がピアノのやる気を失ったのか
理由は単純
ピアノの置いてある部屋が
夏は暑く冬は寒い
人も来ない部屋にあったからです
母親は「練習しなさい!」と言うだけで
一緒につきっきりで練習をしてくれたことはりませんでした
そりゃ、弾かなくなります
発表会で間違えても、何にも思いませんでした
私「だって、練習してないんだもん!?間違えて当然!!」
と、今思うとクソ憎たらしいガキでした
ちなみに、私にピアノを教えてくれていた同級生の家族は
私の両親が払った約十年間のピアノの月謝でハワイ旅行に行きました
つまり、私のおかげでワイキキビーチをサングラス掛けて歩いたってことです
話を戻します
私がピアノを辞めてから
“KAWAI”の良いピアノはリビングの隅に追いやられ
インテリアとして見るにはいささか大きく
薄くホコリを被りながら、“次の主人”をじっと待っていました
月日は流れ約二十年
私の娘が「ピアノ習いたい!!!」と言ったので
実家から我が家へと“KAWAI”の良いピアノはやって来ました
我が家にやって来たその日
約二十年ぶりに調律をしてもらうと、調律師のおじさんが
調律師「このピアノは古いけど、かなり良いピアノだよ!!」
私「え、そうなんですか。」
調律師「ちゃんと手入れをすれば、娘さんの孫も使えるよ!!」
そう言われると、ろくに弾かなかったのに
何故か少し誇らしげで
同時に祖父への感謝の気持ちが込み上げてきた
我が家にピアノが来てから娘は毎日練習をして
隔週でピアノ教室に通い
年に一回の発表会を完璧にこなしている
私のワガママと祖父の優しさが
数十年ぶりに実を結んだ気がしました
私は“私の”反省を活かし
毎日娘と一緒にピアノを弾いています。
今日のアサリちゃんとマル坊
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